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SREエンジニアの年収は「求人票の上限」では決まらない|本人申告の中央値700万円と求人62件の分析でわかる評価軸【2026年9月版】

· 著者: 福朗(フリーランスAIエンジニア)
SREエンジニアの年収の分布。本人申告データで25パーセンタイル581万円、中央値700万円、75パーセンタイル980万円、90パーセンタイル1,245万円

「SREエンジニア 年収」で検索すると、「平均800万〜1,500万円」「年収1,000万円以上の求人多数」といった景気のいい数字が並びます。一方で、実際にSREとして働いている人の申告データを見ると、中央値は700万円です。

どちらも嘘ではありません。見ているデータの種類が違います。この記事では、インフラエンジニアやバックエンドエンジニアがSREへの移行を考えるときに必要な数字を、本人申告・求人票・人材紹介会社の3種類のデータに分けて整理し直しました。そのうえで、求人票62件を実際に読み込み、どの要件があると提示年収の上限が上がるのかを集計しています。

// TL;DR
  1. SRE本人申告の年収は中央値700万円(PROJECT COMP、n=66)。上位25%で980万円、上位10%で1,245万円。
  2. 求人票の年収レンジは下限600万円前後でほぼ横並び、上限は1,000万円前後。多くの人は下限寄りで着地する。
  3. 上限を押し上げている要件は、IaCではなくSLO設計・インシデント運営・組織への展開。IaCは92%の求人が要件に書いている「前提」になっている。
  4. オンコール手当の金額を書いている求人は、今回見た範囲では0件。面接で必ず確認する必要がある。

SREの職務内容や転職ロードマップ全体はSRE転職ロードマップ(年収相場・「やめとけ」論・移行戦略)にまとめています。この記事は「年収の数字をどう読むか」と「何が年収を決めるか」に絞った内容です。

SLI-01 / DATASREエンジニアの年収は?3種類のデータで数字が違う理由

SREの年収として出回っている数字は、出どころで大きく3種類に分かれます。まずは並べてみます。

データの種類出典・時点数値母集団の性質
本人申告(実際にもらっている額)PROJECT COMP(SRE、n=66、2026年9月28日取得)中央値 700万円
平均 810万円
Web系・自社サービス企業の在籍者が多い
求人票(企業が提示する幅)Green「SRE」求人から62件を集計(2026年9月28日取得)下限の中央値 600万円
上限の中央値 約1,000万円
中途採用を行うWeb系・SaaS企業中心
人材紹介会社の想定レンジロバート・ハーフ 2026年版年収ガイド25P 750万円
50P 1,050万円
75P 1,500万円
外資系・ハイクラス案件の比率が高い
求人の平均提示年収(参考)パーソルクロステクノロジーの記事(2024年5月公開)がdodaの求人から試算約685万円集計時点・件数の記載なし

「平均800万〜1,500万円」系の記事は、多くがロバート・ハーフのような人材紹介会社の想定レンジや、求人票の上限側を根拠にしています。紹介会社のデータは、その会社が扱う案件(外資系・ハイクラス層)に引っ張られます。求人票の上限は「その枠で出せる最大値」で、全員に出る金額ではありません。

いまの自分の市場価値を測るなら本人申告の分布、応募先を選ぶなら求人票の下限と上限の両方を見る、という使い分けが現実的です。

本人申告データの分布:中央値700万円、上位10%で1,245万円

PROJECT COMPは、エンジニアが自分の年収を匿名で登録するデータベースです。主スキルを「SRE」として登録している66人の分布は次のとおりでした。

下位10%(P10)
502万円
下位25%(P25)
581万円
中央値(P50)
700万円
平均は810万円。上位層が平均を引き上げている
上位25%(P75)/上位10%(P90)
980万円 / 1,245万円

※ 自己申告のため、年収の高い人ほど登録しやすい偏りがある可能性があります。年次別では1年目の中央値が562万円(n=12)、11〜14年目が905万円(n=9)でしたが、年次ごとのサンプルは数件〜十数件と少ないため参考値です。

SLI-02 / COMPARE「SRE」の肩書きで中央値は上がらない。差がつくのは上位層

SREへの移行を考えるインフラエンジニアやバックエンドエンジニアにとって一番気になるのは、「SREになると年収は上がるのか」でしょう。同じPROJECT COMPのデータで、主スキル別の分布を並べました。

主スキルnP25中央値P75P90
SRE665817009801,245
サーバーサイド開発8265507008851,165
システムオペレーション(インフラ)1115256808951,080
DevOps314956809371,000
セキュリティ346057701,1201,535
ML / AI1446007551,0001,275
Webフロントエンド2655006208101,000

単位は万円。出典: PROJECT COMP 主スキル別データ(2026年9月28日取得)。

読み取れることは2つあります。

1つ目は、SREの中央値700万円はサーバーサイド開発と同じで、インフラ(680万円)ともほぼ変わらないことです。「SREに職種名が変わった」だけでは、典型的な年収はほとんど動きません。

2つ目は、P75・P90ではSREが頭ひとつ抜けることです。P75はサーバーサイドより95万円、インフラより85万円高く、P90は1,245万円でサーバーサイドを80万円、インフラを165万円上回ります。SREは「平均的な人の年収が高い職種」というより、上位層の年収の伸びしろが大きい職種だと読むのが正確です。

インフラ(運用)は中央値680万円・上位10%が1,080万円、サーバーサイドは中央値700万円・上位10%が1,165万円、SREは中央値700万円・上位10%が1,245万円。肩書きを変えても中央値はほぼ横ばいで、差が出るのは上位層
インフラ・バックエンドからSREに移っても中央値はほぼ同じ。差がつくのは上位10%の水準。

では、その上位層に入る人は何が違うのか。これは求人票の側から見ると分かりやすくなります。

SLI-03 / JOB POSTS求人票62件を集計:下限は600万円で横並び、上限が要件で動く

2026年9月28日時点で、求人サイトGreenで「SRE」スキルが付いた求人は737件(313社)ありました。年収条件で絞り込むと、「800万円以上」で615件、「1,000万円以上」でも455件(全体の約62%)がヒットします。「SRE求人は高年収」と言われるのはこのためです。

ただし、この検索条件は「レンジのどこかがその金額に届く求人」を拾います。そこで、検索結果から取得できた62件について、年収レンジの下限と上限を分けて集計しました。

指標(62件)P25中央値P75P90
レンジの下限550600700800
レンジの上限9001,0011,2001,500
レンジの幅(上限−下限)300400580700

単位は万円。Green掲載のSRE求人のうち、年収レンジを取得できた62件(2026年9月28日取得)。全737件のうちの一部であり、偏りがある可能性があります。

上限1,000万円以上の求人は62件中44件(71%)ある一方、下限が800万円以上の求人は11件(18%)しかありません。典型的なSRE求人は「600万〜1,000万円」という400万円幅のレンジで出ていて、本人申告の中央値700万円はそのレンジの下から4分の1あたりに当たります。

求人票の年収レンジの読み方。下限600万円は応募要件を満たせば提示される入口、実際の着地点は本人申告の中央値700万円前後、上限1,000万円はSLO設計・インシデント運営・組織展開を示せた人の枠
求人票のレンジは「入口(下限)」「着地点」「天井(上限)」の3点で読む。

どの要件があると上限が上がるのか

62件の求人本文(仕事内容・応募要件・歓迎要件)を読み、キーワードの記載がある求人とない求人で、下限と上限の中央値を比べました。

本文中のキーワード記載あり下限(あり/なし)上限(あり/なし)上限の差
ポストモーテム18件645 / 6001,200 / 1,000+200
マネジメント・リーダー経験・テックリード26件620 / 6001,150 / 1,000+150
SLI / SLO / エラーバジェット35件600 / 6001,100 / 1,000+100
Kubernetes(EKS・GKE含む)31件600 / 6001,100 / 1,000+100
可観測性(Datadog・Prometheus・OpenTelemetry等)45件600 / 6001,100 / 1,000+100
大規模・高トラフィック29件600 / 6001,100 / 1,000+100
IaC(Terraform・CloudFormation等)57件(92%)600 / 6501,000 / 1,200前提化
コスト最適化・FinOps14件600 / 6001,000 / 1,060差なし
運用保守・監視業務7件504 / 6001,000 / 1,002下限 −96

単位は万円。各項目の件数が少ないため、1件の違いで中央値が動きます。傾向を見るための目安として使ってください。

ここから言えるのは次の3点です。

SLI-04 / EVALUATIONSREの年収を決める4つの評価軸

求人票の傾向を、SREの仕事の成熟度に沿って並べ直すと、4段階の評価軸になります。GoogleのSRE本は、SREの時間のうち運用作業(トイル)を50%未満に抑えることを目標に掲げています。自動化で運用を減らすのはスタート地点で、その先で何を作れるかが年収の上限を分けます。

SREの年収を分ける4つの評価軸。L1運用の自動化(IaCは92%の求人が要件で差はつかない)、L2信頼性の設計(SLO・可観測性、上限+100万円)、L3インシデント運営(オンコール・振り返り、上限+200万円)、L4組織への展開(チーム・マネジメント、上限+150万円)
上限年収の差は、求人62件で各要件の記載あり/なしを比べた中央値の差。

L1:運用の自動化(トイル削減・IaC)=入口の条件

Terraformでのインフラのコード化、CI/CDの整備、手作業の手順のスクリプト化。求人票の下限600万円を提示される条件がここです。インフラエンジニアから移る人は、「構築した」だけでなく「どの作業を何時間減らしたか」を数字で言えるようにしておくと、同じL1でも評価が変わります。

L2:信頼性の設計(SLO・可観測性)=上限+100万円

ユーザー体験に沿ったSLIを選び、SLOを合意し、エラーバジェットでリリース判断を回す。メトリクス・ログ・トレースを整えて障害の原因を早く絞れるようにする。「監視を入れた」と「SLOを決めて開発チームとリリース判断に使った」は別物として評価されます。面接では、SLOの数値そのものより「なぜその指標と閾値にしたか」「バジェットを使い切ったときに何を止めたか」を聞かれることが多い領域です。

L3:インシデント運営(オンコール・ポストモーテム)=上限+200万円

今回の集計で上限への効き方が最も大きかったのがここです。障害に対応できることではなく、オンコール体制、エスカレーション、ポストモーテム(責任追及をしない振り返り)の文化を作れることが評価されています。「ポストモーテム」を本文に書いている求人は、下限も645万円と他より高めでした。

L4:組織への展開(チーム・マネジメント)=上限+150万円

SREチームの立ち上げ、開発チームへのSRE文化の浸透、プラットフォーム化、メンバー育成。ここまで来ると、SREとしての専門性を深めるか、エンジニアリングマネージャー寄りに進むかの分岐も見えてきます。その判断軸はスペシャリストとマネジメントどっちを選ぶかで整理しています。

職務経歴書で評価軸を示す書き方の例
  • L1:「デプロイ手順をTerraform+GitHub Actionsに移行し、リリース作業を週○時間から○時間に削減」
  • L2:「決済APIの可用性SLOを○%で合意し、エラーバジェット超過時はリリースを止める運用を開発チームと導入」
  • L3:「オンコールのローテーションとエスカレーション基準を設計。ポストモーテムを○件主導し、再発防止策の完了率を追跡」
  • L4:「SREチームを○名で立ち上げ、開発チームへのSLO導入を○チームに展開」

Goでの運用ツール開発など、L1〜L2の実装力を固めたい場合はGo学習ロードマップ(インフラ・SREトラック)が参考になります。クラウド資格の位置づけはAWS資格はエンジニアに必要かで検証しています。

SLI-05 / ON-CALLオンコール手当は求人票から読めない:面接で聞くべき5項目

SREの年収を考えるうえで見落とされがちなのが、オンコール(障害時の待機・呼び出し対応)の扱いです。年収の額面が同じでも、オンコールの頻度と手当の有無で、実質的な時給は大きく変わります。

今回、求人64件の詳細ページを確認したところ、オンコールや深夜・休日対応に触れている求人は14件ありました。そのうちオンコール手当の金額を書いている求人は0件です。書き方は次の3パターンに分かれていました。

求人票の書き方件数読み取れること
「オンコール手当別途支給」1件手当はあるが金額・支給単位は不明
「深夜・休日の割増賃金は別途支給」3件実際に対応した時間は割増で払われる。待機そのものへの手当は不明
固定残業手当に深夜労働分を含む2件一定時間までは提示年収に含まれており、上乗せされない可能性がある
体制づくり・経験として言及のみ8件待遇面の記載なし

労働基準法第37条により、22時〜翌5時の深夜労働には25%以上の割増賃金が必要です。ただし、自宅で呼び出しを待つだけの「待機」の時間が労働時間にあたるかは、拘束の強さによって扱いが変わります。そのため、待機手当と出動時の割増は分けて確認する必要があります。

参考までに、GoogleのSRE本は、オンコールに使う時間を全体の25%以内に抑え、12時間のシフトあたりのインシデントは最大2件を目安としています。オフ時間の対応には代休か金銭で報いる(給与全体に対する上限あり)としています。日本企業でここまで明文化している例は多くありませんが、質問するときの基準にはなります。

オファー面談で確認する5項目
  • オンコールのローテーション人数と、1人あたりの当番頻度(週・月あたり)
  • 直近半年の、当番1回あたりの平均呼び出し件数
  • 待機手当の有無と金額(1回あたりか月額か)、出動時の割増の計算方法
  • 固定残業代に深夜労働が含まれるか、含まれる場合は何時間分か
  • 深夜に対応した翌日の勤務調整や代休のルール

複数の内定を年収以外の軸も含めて比べる方法はエンジニアの複数内定を「3層」で比較するにまとめています。額面から手取りへの換算はエンジニアの年収手取り計算シミュレーションが使えます。

SLI-06 / MIGRATIONインフラ・バックエンドからSREに移るとき年収はどう動くか

ここまでのデータを、移る前の職種別に当てはめてみます。

インフラエンジニアから移る場合

本人申告の中央値はインフラ680万円・SRE700万円で、職種を変えただけでは20万円程度の差しかありません。インフラエンジニアの年収は、職種よりも商流(元請けか下請けか)と工程(運用・保守か設計・構築か)で大きく動くことが分かっています(詳しくはインフラエンジニアの年収は「低い」のか)。

そのため、SIerや下請けの運用ポジションから自社サービス企業のSREに移る場合は、SREという職種ではなく「商流が浅くなる」ことで年収が上がる余地があります。逆に、すでに自社サービス企業でインフラを担当している人は、L2〜L3の実績を作ってから動かないと、横ばいのオファーになりやすいと考えておくべきです。SIerからWeb系への移動で年収がどう変わるかはSIerからWeb系への転職で年収は上がるのかで検証しています。

バックエンドエンジニアから移る場合

サーバーサイド開発の中央値も700万円で、SREと同じです。バックエンドからSREへの移動は、中央値で見れば横移動です。年収の上積みを狙うなら、アプリケーションのコードを読めるという強みを、SLO設計や障害の原因調査(L2〜L3)に直結させて示す必要があります。

注意したいのは、SREとしての実務経験がない状態で応募すると、求人票の下限(600万円前後)付近で提示されやすいことです。現職ですでに700万円を超えている人は、現職の中でSREの業務(SLOの導入、オンコール体制への参加、ポストモーテムの主導)を経験してから移る方が、年収を下げずに済む可能性が高くなります。

移行時のオファーで年収を下げないための確認ポイント
  • 提示額がレンジの下限に張り付いていないか。下限なら、何ができれば上がるのか(等級要件)を聞く
  • 入社後の最初の評価タイミングと、その評価で見られる項目
  • オンコール手当・固定残業代を除いた基本給の額

年収交渉をエージェントにどこまで任せられるかはエンジニアの年収交渉をエージェントに任せる前にで整理しています。もし転職後に年収が下がってしまった場合の対処はエンジニア転職で年収が下がった時の対処法を参照してください。

SRE求人の年収レンジと等級要件を個別に確認するなら

求人票に出ない「どの実績でレンジのどこに入るか」は、企業の採用事情を知るエージェントに聞くのが早道です。ハイクラスのITエンジニア向け転職支援で、無料面談から相談できます。

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SLI-07 / RISK「名ばかりSRE」の求人を年収面で見分ける

集計で見たとおり、「運用保守」「監視業務」が前面に出ているSRE求人は、下限の中央値が504万円と低めでした。職種名がSREでも、実態が従来の運用業務に近い求人では、年収の上限側に行くための経験(L2〜L4)が積めません。応募前に次の点を確認しておくと、入社後に年収が伸び悩むリスクを減らせます。

確認ポイント上限に届く求人のサイン注意が必要なサイン
仕事内容の主語SLOの策定、信頼性の改善、自動化の設計監視、定常運用、手順書に沿った対応
開発チームとの関係リリース判断やアーキテクチャの議論に関わる開発チームから依頼を受けて作業する
障害対応ポストモーテムを行い、再発防止を仕組みで解く一次対応と報告書の作成まで
所属企業自社サービス・SaaSの事業会社客先常駐で運用チームに入る形態

なお、今回の62件では、受託・技術支援・内製化支援の企業(25件)と自社サービス企業(37件)で、下限・上限の中央値に差はほとんどありませんでした(下限600万円、上限1,000万円前後で同水準)。「支援会社だから低い」とは言えず、見るべきは会社の業態よりその求人で担当する仕事の中身です。

よくある質問

SREエンジニアの将来性は?
2026年9月28日時点で、求人サイトGreenだけでも「SRE」スキルの付いた求人が737件(313社)あり、そのうち455件は年収1,000万円以上の条件でもヒットします。企業側の需要は厚いと言えます。一方で、IaCは求人の92%が要件に書いており、すでに前提スキルになっています。自動化だけでなくSLO設計やインシデント運営まで担えるかどうかで、将来の年収の伸び方は大きく変わります。
一番稼げるエンジニアの職種は何ですか?
PROJECT COMPの主スキル別データ(2026年9月28日取得)では、中央値が高いのはフルスタック(800万円)、セキュリティ(770万円)、ML/AI(755万円)で、SREは700万円でした。ただし上位10%で見るとSREは1,245万円で、ML/AI(1,275万円)と同程度です。職種そのものよりも、同じ職種の中でどの層にいるかの差の方が大きい、というのがデータから見える実態です。年収1,000万円に届くルートはエンジニア年収1000万の壁を越える5つのルートで整理しています。
SREエンジニアの仕事内容は?
サービスの信頼性をソフトウェアエンジニアリングで守る仕事です。具体的には、SLI/SLOの設計と運用、監視・可観測性の整備、インフラのコード化と運用の自動化、オンコールを含むインシデント対応とポストモーテム、キャパシティやコストの管理などです。GoogleのSRE本では、運用作業(トイル)をSREの時間の50%未満に抑え、残りを自動化などのエンジニアリングに使うことを目標にしています。
SRE未経験で転職すると年収は下がりますか?
現職の年収によります。SRE未経験での応募は求人票の下限(今回の集計では中央値600万円)付近で提示されやすいため、現職が600万円前後なら横ばいか上がる可能性があり、700万円を超えていると下がる可能性があります。現職の中でSLOの導入やポストモーテムの主導などSREに近い経験を積んでから移ると、下限より上の提示を得やすくなります。

まとめ:SREの年収は「肩書き」ではなく「評価軸のどこまで示せるか」で決まる

参考・出典

  1. PROJECT COMP「SRE のエンジニア平均年収と給料の中央値」(2026年9月28日取得、主スキル別データを含む) https://project-comp.com/detail/s14
  2. Green「SREの求人・転職情報」(2026年9月28日取得、737件・313社。年収条件別件数と求人62件の年収レンジ・本文を集計) https://www.green-japan.com/search/skill/SRE
  3. ロバート・ハーフ「SREエンジニアの給与」(2026年版年収ガイド) https://www.roberthalf.com/jp/ja/job-details/sre-engineer
  4. パーソルクロステクノロジー「SREエンジニアの年収は?必要なスキルや資格、キャリアパスも合わせて解説!」(2024年5月17日公開) https://staff.persol-xtech.co.jp/corporate/security/article.html?id=255
  5. Google「Site Reliability Engineering」Chapter 5: Eliminating Toil https://sre.google/sre-book/eliminating-toil/
  6. Google「Site Reliability Engineering」Chapter 11: Being On-Call https://sre.google/sre-book/being-on-call/
  7. e-Gov法令検索「労働基準法」第37条 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
福朗
福朗

フリーランスAIエンジニア。AIパイプライン開発と技術キャリアについて発信しています。

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